私たちが育休中に2回も利用したMSCべリッシマ(MSC Bellissima)は、18歳未満の子供連れのファミリーに嬉しいお得な料金プランが魅力のクルーズ船です。この記事では、基本の料金体系から港湾税やチップなどの追加費用、さらにクルーズ旅行での節約方法まで、実体験とともに詳しく解説します。育休中のご家族も安心して楽しめるMSCべリッシマの料金プランを活用し、家族みんなで贅沢なクルーズ旅行を満喫しましょう!
はじめに
こんにちは、”100日後に育休するリーマンくん”です!今回は、育休中のファミリー旅行にぴったりなMSCべリッシマの料金システムについて、実体験とともに詳しく解説します。特に18歳未満の子供連れのご家族にとっては驚くほどお得な料金設定がされているので、育休での家族旅行を検討されている方は必見です。基本の料金や追加費用の内訳、さらにクルーズ旅行での節約テクニックまで、家族でクルーズを楽しむための情報をお届けします!ぜひ参考にしてみてください。
育休を取得した私たちが、なぜクルーズ旅行に行こうと思ったのかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
育休中の家族旅行に最適!MSCべリッシマの料金とお得ポイント
MSCべリッシマとは?
MSCべリッシマは、イタリアのMSCクルーズが運航する大型客船で、ファミリー向けの設備やアクティビティが充実していることで人気のクルーズ船です。船内には豪華なプールやウォータースライダー、キッズ専用の遊び場や託児サービスも完備されており、家族みんなが楽しめるような環境が整っています。特に小さなお子様連れの方にとっては、キッズクラブやファミリー向けのアクティビティがあることが大きな魅力ですよね。育休中の旅行や子連れクルーズ旅行を考えている方にとって、MSCべリッシマは理想的な選択肢です。育児の疲れを癒やしながら、家族でゆったりとしたひとときを過ごせるのは、クルーズ旅行ならではの贅沢です。
MSCべリッシマの料金体系の基本
MSCべリッシマの料金は、宿泊日数やキャビンのクラスによって変動しますが、特に大人と18歳未満の子供の料金が大きく異なる点が特徴です。クルーズ料金にはキャビンの宿泊費、食事、ショーなどのエンターテイメントが含まれており、オールインクルーシブな料金システムになっています。これは通常のホテル滞在型旅行と異なり、船内でのアクティビティやショー、レストランでの食事などが追加費用なしで楽しめるので、家族全員が参加する旅行にとても適しています。
例えば、ビュッフェやダイニングでのディナー、ナイトショー、さらにはプールやジムなどの施設利用も料金に含まれているため、予算が立てやすいのがメリットです。小さなお子さんがいると、「このサービスにいくらかかるのだろう?」と不安になることが多いですが、MSCべリッシマなら大半のアクティビティが料金内に含まれているので、家族旅行でも安心して楽しめます。
18歳未満の子供連れでお得な理由
MSCべリッシマでは、大人2名と18歳未満の子供が同室に宿泊する場合、子供の料金が無料または大幅に割引されるプランを利用することができます。このプランを活用することで、大人2名分の料金だけで家族全員が宿泊可能になり、家族旅行全体の費用を大幅に抑えることができます。家族旅行では人数が増えるほど宿泊費が高くなりがちですが、MSCべリッシマのファミリー向けプランなら、コスト面での心配が少ないのが特徴です。
たとえば、通常であれば大人1人につき数百ドルの宿泊料金がかかるのですが、18歳未満の子供はほぼ無料で同室に宿泊できるため、ファミリーにとっては非常に大きなメリットです。特に家族で長期のクルーズを計画する際には、この割引を最大限活用することで、予算をかなり抑えることができるので、家族連れのクルーズ旅行をより気軽に楽しめます。
料金に含まれない費用の内訳
クルーズ料金は基本的に多くのサービスを含んでいますが、以下の追加費用が発生する場合があります。事前に確認しておきましょう。
港湾税
港湾税は寄港地ごとに課せられる税金で、クルーズの料金とは別にかかる追加費用です。寄港地やクルーズ会社によって異なりますが、1人あたり数十ドル程度が目安です。寄港地が多ければその分税額も増加するため、申し込む旅行プランの内容を事前に把握しておくと安心です。
国際観光旅客税
日本発着のクルーズでは、2歳以上の乗客に対して1人あたり10ドル相当の「国際観光旅客税」が課せられます。MSCべリッシマでもこの税金が適用され、2歳未満の幼児は無料ですが、2歳以上は船上での精算が必要です。この費用も旅行前に確認しておくことで、精算時に慌てずに済むでしょう。
チップ(サービス料)
船内で働くスタッフへのサービス料として、大人(12歳以上)は、1人あたり1日約14.5ドルが目安で、通常はキャビンの支払いに自動で加算されます。家族全員分のチップを合計するとそれなりの金額になるため、旅行前に考慮しておくと良いでしょう。特に長期クルーズの場合はこのチップ代が積み重なるので、事前に予算に組み込んでおくと安心です。
- 大人 (12歳以上) : 1日あたり14.5ドル/泊(目安)
- 2歳以上12際未満:7.25ドル/泊(目安)
- 2歳未満:無料
要注意!
これらの港湾税やチップなどの金額や条件は、申し込む旅行会社やプランによって異なります。クルーズ料金に含まれる場合もあります。申し込む前にしっかりと確認しましょう。
飲み物やオプショナルツアー
基本的な食事は料金に含まれていますが、アルコールや特別なドリンクは別料金です。また、寄港地での観光ツアーはオプショナルツアーとして追加費用がかかるため、観光を楽しむ場合は別途予算を組んでおくと安心です。飲み放題パッケージ(ドリンクパッケージ)は乗船前に事前に購入すると、乗船してから購入するよりも割安になる場合がありますので、事前購入がお得です。
事前に購入すると割安なドリンクパッケージですが、実際にお得かどうかは注意が必要です。ドリンクパッケージの内容やお得なのかどうかを、以下の記事で実際の体験談とともに詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
実際の料金(2回のクルーズ旅行の費用を公開)
ここで、私たちが実際に利用した2回のクルーズ旅行の費用をご紹介します。2回とも同じ旅行会社で申し込みましたが、旅行代金に含まれる内容や、精算方法(事前徴収/船上精算)が異なっていました。注意点の詳細は後述しますが、私たちの実際の費用を参考にして、申し込む際は、総額でいくらになるかしっかり確認するようにしましょう。
実例1:MSCべリッシマ 日本一周の旅(9泊10日)
クルーズの基本情報
- クルーズ日程:2023年8月2日(水)~8月11日(金)
- 出発地・帰港地:横浜港
- 寄港地:石巻(宮城県)、宮古(岩手県)、青森(青森県)、釜山(韓国)、東室蘭(北海道)
- 客室:内側客室(バルコニーなし/窓なし)
- 申込人数:大人2人、子供1人(0歳9ヶ月)
- ドリンク飲み放題プランは付加しない
- オプショナルツアーは参加しない
費用明細
料金明細 | 単価 | 数量 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|---|
内側客室(大人) | ¥198,000 | 2 | ¥396,000 | |
内側客室(子供18歳未満) | ¥0 | 1 | ¥0 | |
港湾税 | ¥29,000 | 2 | ¥58,000 | 事前徴収 |
国際観光旅客税 | ¥1,400 | 2 | ¥2,800 | 船上精算 10ドル相当/1人 |
チップ(大人) | ¥17,000 | 2 | ¥34,000 | 事前徴収 |
割引 | ¥5,000 | 1 | ¥-5,000 | |
合計 | ¥485,800 |
合計金額を人数で割ると、一人当たり約162,000円となります。さらに一泊あたりは、約18,000円となります。宿泊+食事+ショーなどのエンターテイメントも込み、さらに日本一周の交通費も含めて、この価格はお得ではないでしょうか?
MSCべリッシマ 日本一周の旅(9泊10日)の詳細はこちらの記事をご覧ください。
実例2:MSCべリッシマ 台湾・沖縄 クリスマスクルーズ(9泊10日)
クルーズの基本情報
- クルーズ日程:2023年8月2日(水)~8月11日(金)
- 出発地・帰港地:横浜港
- 寄港地:神戸(兵庫県)、那覇(沖縄)、石垣島(沖縄)、基隆(台湾)
- 客室:海側客室(バルコニーあり) 視界不良
- 申込人数:大人2人、子供1人(1歳1ヶ月)
- ドリンク飲み放題プランは付加しない
- オプショナルツアーは参加しない
費用明細
料金明細 | 単価 | 数量 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|---|
海側客室 視界不良 (大人) | ¥108,000 | 2 | ¥216,000 | |
海側客室 視界不良 (子供18歳未満) | ¥0 | 1 | ¥0 | |
港湾税(大人子供同額) | ¥45,000 | 3 | ¥135,000 | 事前徴収 |
国際観光旅客税 | ¥1,400 | 2 | ¥2,800 | 船上精算 10ドル相当/1人 |
チップ(大人) | ¥17,000 | 2 | ¥34,000 | 船上精算 |
合計 | ¥387,800 |
合計金額を人数で割ると、一人当たり約129,000円となります。さらに一泊あたりは、約14,000円となります。直前に申し込んだため(出発日の1ヶ月半前)に申し込んだため、海側バルコニー客室にも関わらず、先述の日本一周旅行よりも、総額で約10万円も安く買うことができました。売り切れてしまうリスクもありますが、直前に購入するのも、費用を安く抑える一つの手です。
また、こちらの台湾・沖縄 クリスマスクルーズでは、「港湾税が大人と子供が同額になっていること」、「チップが船上精算となっていること」に、注意が必要です(表の赤字部分)。同じ旅行会社で申し込んでも、プランによって料金に含まれる内容(明細)が異なるため、一見安そうに見えるプランにすぐに飛びつかず、総額でいくらになるかをしっかりと確認することが大切です。
港湾税やチップの金額や精算方法に違いがありましたが、総額で約10万円安くなったのは、育休中の私たちにはとてもありがたかったです。
視界不良の客室でしたが、私たちが利用した客室ではあまり「視界不良」は気になりませんでした。少しでも費用を抑えたい場合は、視界不良の客室を選ぶのもおすすめです。実際は、こんな感じで、下方に避難用のボートが見えるくらいで、海や空の景色を楽しむことができました。
MSCべリッシマ 台湾・沖縄 クリスマスクルーズ(9泊10日)の詳細はこちらの記事をご覧ください。
クルーズ料金を節約するコツ
さらに、クルーズ料金を節約するためのコツをいくつかご紹介します。
早割やキャンペーンを活用
クルーズ料金は、早期予約割引や期間限定のキャンペーンでお得に予約できることが多いです。特にシーズンオフやキャンペーン時期に予約すると、ファミリー向け割引が適用される場合もあるので、家族全員で楽しむなら事前のリサーチがポイントです。予約のタイミングによっては大幅な割引を受けられる場合もあります。
直前に申し込む
前述とは、正反対の方法になりますが、クルーズの出発日が近くなっも売れ残っている場合は、クルーズ代金が値引きされることがあります。格安で購入できるメリットがありますが、その一方で選択できる客室の種類が限られていたり、そもそも値引きされる前に売り切れてしまうリスクがあります。また、申し込んだ際は、すぐに代金の支払いが必要となります。
ドリンクパッケージを利用
飲み物代がかかるクルーズでは、ドリンクパッケージを事前に購入することで、アルコールやソフトドリンクの費用を抑えることができます。飲み物代は積み重なると大きな出費になりやすいので、事前の準備でしっかり節約しましょう。
私たちの場合は、もともとアルコールやソフトドリンクを飲まないため、ドリンクパッケージは申し込みませんでした。飲み物パッケージに申し込まなくても、ビュッフェレストランで、コーヒー、紅茶、緑茶、ミルク、水などは、無料で飲めるため、全然、問題ありませんでした。
ドリンクパッケージの内容やお得なのかどうかを、以下の記事で実際の体験談とともに詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
まとめ
MSCべリッシマは、ファミリー向け設備が充実しているだけでなく、18歳未満の子供連れに特別な割引が適用されるなど、家族旅行にとって非常にお得なクルーズ船です。基本料金に多くのサービスが含まれているため、旅行中の追加費用も事前に把握しやすく、予算内で家族全員で充実したひとときを過ごせるのが魅力です。
特に育休中の旅行にぴったりなクルーズで、家族の思い出をたくさん作れるMSCべリッシマは、お子様連れで楽しむには最適の環境です。長期間の旅行でもゆったりとした時間を満喫し、リフレッシュするにはクルーズ旅行がぴったりです。ぜひ、MSCべリッシマでのお得なファミリークルーズを計画して、思い出に残る育休旅行を楽しんでください。
育休中に行ったクルーズ旅行の詳細を知りたい方に、こちらの2ページがおすすめです!育休中に楽しむクルーズ旅行の魅力やヒントが満載です。
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