育休中に家族で楽しんだ日本一周クルーズの1回目の旅をご紹介します。台風の影響で予定していた寄港地が変更になるというハプニングがありましたが、全速力で新たな寄港地に向かうスリルも含め、まさにドラマチックな旅でした。寄港地での出会いや思いがけない体験、そしてクルーズ旅行ならではの船内での楽しみ方など、家族の特別な思い出となった10日間をお伝えします!
はじめに
こんにちは、”100日後に育休するリーマンくん”です。今回は、育休中に家族と一緒に行った2回のクルーズのうち、1回目の旅についてお話しします。クルーズ旅行は育休中の思い出作りにぴったりで、今回も多くの思い出を残すことができました。特に今回は台風による寄港地変更というドラマもありましたが、それでも充実した旅になりました。今回はそのドラマチックな寄港地変更と、各地での観光や体験をお伝えします!
育休を取得した私たちが、なぜクルーズ旅行に行こうと思ったのかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
クルーズの基本情報
- クルーズ船名:MSCベリッシマ
- クルーズ日程:2023年8月2日(水)~8月11日(金)
- 出発地・帰港地:横浜港
- 寄港地:石巻(宮城県)、宮古(岩手県)、青森(青森県)、釜山(韓国)、東室蘭(北海道)
- 変更された寄港地:高知(高知県)、鹿児島(鹿児島県)から東室蘭(北海道)へ変更
- 客室:内側客室(バルコニーなし/窓なし)
- 乗客人数:約4,500名
- 娘の年齢:0歳9ヶ月
台風でドラマチックに変わった日本一周クルーズ!寄港地変更も楽しむ旅
石巻(宮城県)(8月3日)
最初の寄港地は、宮城県の石巻。アニメ・漫画文化の中心地として知られ、石ノ森章太郎の作品を展示する「石ノ森萬画館」が見どころです。東北地方ということで涼しさを期待していましたが、この日は関東にも負けない暑さ!それでも街中を観光し、シャトルバスで市内へスムーズに移動できました。また、三陸の新鮮な海産物を楽しむことができ、グルメも大満足です。
「いしのまき元気いちば」まではMSCべリッシマ専用のシャトルバスが運行されていました。「いしのまき元気いちば」の詳細は以下のリンクを参照してください。
宮古(岩手県)での30年ぶりの再会(8月4日)
次に訪れたのは、岩手県の宮古。こちらも暑さが厳しく、東北地方とは思えないほどの気温でした。日中は家族で「浄土ヶ浜」を観光し、静かな海と白い砂浜が広がる美しい景色を楽しみました。夜になると、30年ぶりに小学校時代の友人と再会しました。友人はわざわざ港まで会いに来てくれて、久しぶりに昔話に花を咲かせました。昼間の観光も、夜の再会も、それぞれ特別な思い出になりました。
青森(青森県)のねぶた見学(8月5日)
青森では、ねぶた祭りが最大の見どころ。青森も暑さが厳しく、赤ちゃん連れということもあり、混雑するお祭り本番には参加できませんでしたが、祭り開始前にねぶたの飾りを見学。昼間に見るねぶたは、その色鮮やかさと迫力に感動。ゆったりとねぶたの美しさを楽しむことができ、家族で素敵な時間を過ごしました。
釜山(韓国)でのショッピングと次回への期待(8月7日)
韓国の釜山では、ショッピングと観光を楽しみました。娘のために、韓国の人気キャラクター「ロボカーポリー」の救急車、アンバーのおもちゃを購入。残念ながら寄港している時間が短かったため、地元グルメを味わうことはできませんでしたが、釜山国際市場やチャガルチ市場の活気ある雰囲気を満喫しました。次回訪れるときには、ぜひ韓国グルメを楽しみたいと思います。
ドラマチックな寄港地変更:台風による緊急アナウンス
そして、旅のクライマックスともいえる出来事が起きたのは、九州地方に接近する台風の影響を受けたときのことでした。8月初旬、船内に船長からのアナウンスが突然流れました。通常、船内放送は客室には入らないのですが、今回は緊急事態として客室にも直接放送が入りました。
「安全第一のため、高知と鹿児島への寄港は中止し、代わりに北海道の東室蘭に向かいます。そして現在、全速力で東室蘭に向かっています。」という船長の英語によるアナウンスが響きました。イタリア訛りの英語が少し可愛らしく感じ、緊迫した状況の中でもクスッと笑ってしまいました(笑)。船長はイタリア人だったので、英語のイントネーションが独特で、聞き慣れない感じが逆に和ませてくれました。
この寄港地変更の決定は私たちにとっては新たな冒険の始まりでしたが、船内で友達になった乗客の中には、もともと鹿児島で下船する予定だった方もいらっしゃいました。急な変更により、横浜からの移動手段や宿泊の手配に奔走している姿も見かけました。
東室蘭(北海道)での寄港と船内の楽しみ(8月9日)
急遽決まった寄港地、北海道の東室蘭に到着しました。私たちも一度下船して少し散策してみましたが、この日も非常に暑く、さらに家族で楽しめそうな観光スポットが見当たりませんでした。そこで、私たちは方針を転換し、早めに船に戻って船内でゆったりと過ごすことにしました。プールやスパ、カフェでのんびりした時間を楽しみ、船内の豊富なアクティビティを満喫することができました。
クルーズ船で赤ちゃんとプールに入るまでの奮闘記はこちらです。
船内で過ごす時間の楽しみ
寄港地変更により船内で過ごす時間が増えたため、船内施設も十分に満喫しました。プールやスパ、劇場でのショーなど、多彩なアクティビティを家族で楽しみました。また、寄港地変更のお詫びとして、船内のサービスに使える100ドル分のクーポンが提供され、このクーポンを使って船内での写真撮影サービスを利用し、素敵な思い出を形に残すことができました。
私たちが写真撮影サービスの沼にハマったお話はこちらです。サービスの内容や、料金、利用する際のコツなど、詳しく紹介しています。
横浜(神奈川県)での帰港と帰宅
最後にクルーズが戻ったのは、出発地でもある横浜港。元町や中華街でショッピングやグルメを楽しむ時間もありましたが、今回はそのまま帰宅することにしました。充実したクルーズ旅行が終わってしまったという寂しさを感じながらも、家族でたくさんの思い出を持ち帰り、充実感とともに帰宅しました。
高知と鹿児島の寄港地情報(次回の参考に!)
残念ながら、今回は高知と鹿児島への寄港はできませんでしたが、次回以降のクルーズ旅行で訪れる予定の方は、ぜひ以下の寄港地情報を参考にしてみてください。
- 高知(高知県):夏の「よさこい祭り」は活気に満ち、観客も巻き込むダイナミックな祭りです。また、カツオのたたきや、ひろめ市場での地元グルメも楽しみです。
- 鹿児島(鹿児島県):雄大な桜島を眺めたり、指宿温泉で癒されたりと、自然と温泉が魅力の地域です。美味しい黒豚料理や焼酎もぜひ味わってみてください。
まとめ
予想外の展開が彩った日本一周クルーズ
MSCベリッシマでのクルーズ旅行では、台風の影響による寄港地変更というドラマチックな出来事がありましたが、それもまた旅の思い出となりました。急遽訪れた東室蘭では、一度下船して散策したものの、暑さや観光スポットの関係で早めに船内に戻り、船内でのんびりと過ごす時間がとても充実しました。船長のイタリア訛りの可愛らしいアナウンス(笑)や、船内の豊富なアクティビティも含め、予想外の楽しみが満載でした。釜山では次回こそ、地元の美味しい料理を堪能したいと期待を膨らませつつ、次のクルーズ旅行を楽しみにしています。クルーズを終え、横浜港から帰宅するときは、充実感とともに少し寂しい気持ちも感じながらの帰宅でした。
育休7ヶ月目に行ったクルーズ旅行が最高すぎて、育休13ヶ月目にもう一度、沖縄・台湾のクリスマス クルーズに行ってしまったお話はこちらです。
赤ちゃんとのクルーズ旅行の費用について、以下の記事で詳しく紹介しています。育休中に行った2回のクルーズ旅行で実際にかかった費用も公開しています。ぜひご覧ください。
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